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2011SS『FUGAHUM賞』の受賞者が決定!

2011SSのFUGAHUM賞が発表され、オーストリア帝国出身のRudolf Steiner(ルドルフシュタイナー)氏の受賞が決定した。

 

Rudolf Steiner(ルドルフシュタイナー)氏は、神秘思想家で、人智学の創始者であり哲学博士。世界的戦争である第一次世界大戦後の最中にあって戦争を初めとした社会問題の解決策として、『社会』を文化、政治、経済の三つの機能に分け、「文化では自由」、「法では平等」、「経済では友愛」が基本原理であるべきと考える「社会有機体三層化運動」を提唱した。

 

受賞の要因は、シュタイナー氏の『人智学』が、11SSのシーズンテーマである『WAKE UP』の(第六感が目覚めるという)イメージにつながることや、ブランドコンセプトである『クォーターバランス』に通じる、人智学や建築やアートや農法や教育などのマルチな才能を持っていること。そして、「社会有機体三層化運動」の中でも特に、経済活動を競争ではなく友愛(自分の為だけでなく他人の為に仕事をした方が社会全体の益になる)という考え、そして競争原理を「文化」にもっていく(次は文化で戦う時代)というアイデアを高く評価されての今回の受賞となった。

 

受賞者であるシュタイナー氏には、毎シーズンの他の受賞者同様、『FUGAHUM』での住民票が贈られる。

 

 

 

 

 

<Rudolf Steiner(ルドルフシュタイナー)>

1861年2月27日 - 1925年3月30日(満64歳没))

オーストリア帝国出身の神秘思想家 。アントロポゾフィー(人智学)の創始者。哲学博士。1900年から、目に見える物質世界の背後に、同様な客観性をもった精神世界があるという、全ての人種、民族、宗教、国籍、性別、階級、信念などから独立しているアントロポゾフィー(人智学)について語るようになった。また農業でも有機農業のような地球次元だけでなく、天体の動きなど宇宙との関係に基づいた「農業暦」にしたがって、種まきや収穫などを行うという自然と調和した農業、「バイオダイナミック農法」(ビオダイナミック、ビオディナミとも、BIO-DYNAMIC)を提唱した。

http://time.brandic.jp/2010/09/blog-post_23.html

 

 

 

<FUGAHUM(フガハム)>

アートディレクターの三嶋章義とファッションデザイナーである山本亜須香がアート性に共通のセンスを感じ2006年活動開始。”FUGAHUM”とは、三嶋と山本の考える架空の国家でありその国の名称であり、 その歴史の断面を、ファッションだけにとどまらず様々な方法で表現し、『FUGAHUM』という国を確立していくアートプロジェクトである。『FUGAHUM』では、毎季ノーベル賞に選ばれなかった、スゴイ奴を賞してFUGAHUM賞が贈られることになっている。

http://www.fugahum.com/