TOP > NEWS > COMMON SLEEVE PROJEC...

COMMON SLEEVE PROJECT

COMMON SLEEVE PROJECTがいよいよスタート。

 

『COMMON SLEEVE(コモンスリーブ)』とは、『YEAH RIGHT!!(イェーライト)』の河村氏・井村氏によって提案された、袖の取り外し/交換ができるシステムのことで、特別な規格のファスナーが使用された『COMMON SLEEVE』が採用されているアイテム間で、購入者がシーズン・素材・アイテムを越えた自由なMIXを楽しめるという新しい視点のシステムである。

 

『YEAH RIGHT!!』で10FWから採用されていたこのシステムが、11FWからはこの企画に賛同した7ブランドが新たに加わり、ブランド間をこえたプロジェクトとして”静かに”開始されることになった。

 

『YEAH RIGHT!!』は1点物のリメイクからスタートし、2006S/Sよりコレクションを発表しているブランドで、もともとはそのルーツとなっている、リメイク作業の過程で行っていた袖を取り外し、ファスナーで着脱できるような工夫から、この『COMMON SLEEVE』のアイデアが生まれた。トレンドの移り変わりの早いファッション業界において、購入者自らが積極的に参加し、シーズンを選ばずそのセンスや、アイデアで、袖の付け替え自在に楽しみ、友達どおしとの交換など、多くの出会いを通じて、より洋服に関わっていけるようになるこのシステムは、これからの時代にフィットしたプロジェクトといえよう。

 

この11FWからの参加ブランドは『HIRO』『JUVENILE HALL ROLLCALL』『CHRISTIAN DADA』『GILET』『CHILDREN OF THE DISCORDANCE』『Advantage cycle×Keith and Thomas』『YEAH RIGHT!!』の8ブランド。いずれも個性あふれるブランドだけに、どう組み合わせようか楽しみで仕方がないというところだ。

 

COMMON SLEEVEが採用されている商品には、専用のタグが使用される。

 

 

 

 

”COMMON”とは”共有”を意味する。

 

『自分達がそれをやったから、どうだとか そういうことではなく、ただ単純にこの8ブランドからはじまり、それがやがて、COMMON SLEEVEという輪となって少しずつでも広がっていくことを願ってます。いつかYEAH RIGHT!!(イェーライト)を知らない人がCOMMON SLEEVEを着ている。それぐらいでいいんです。』と河村氏は語る。

 

季節感やトレンドに流されることなく、それぞれセンスで、選び、工夫し、楽しむようにファッションが成熟したこの『日本』だからこそ、はじめられる輪のような気がしてならない。1点、1点の洋服を大切にし、その洋服の持つ長所を引き出し、新たな命を吹き込んでいくリメイクデザインをルーツに持つ『YEAH RIGHT!!』だからこそ、持続可能なこのピュアなプロジェクト。今後ますます広がっていくことを期待しながら、当サイトでもその動向を見守っていきたい。