好きなものを追求することで自分をアップデートする
CANALIZE meets TOMITA LAB
――CANALIZEをイメージした曲もつくっていただいていると聞いていますが。
「最初、オーガナイザーの方に組曲をつくってくれって言われたんですよ。正直、この期間で? って思いましたけど(笑)。ノンストップに近い形で、いろいろな展開をする曲をつくっています。だから、構築された部分と、音楽家がそこからはみ出てスパークする部分、両方を堪能できるものにしたいと思っています」
――ライブ当日を楽しみにしています! フューチャーソウル然り、エレクトロミックスを取り入れること然り、ジャンルの枠組みがどんどんなくなっていっている気がしていますが、これからさらに多様化が進んでいく中で、冨田さん自身の音楽はどう変化していくか、予想があれば教えてください。
「うーん、どう変わっていくのかなあ。やっぱりそのときそのときの音楽にすごく興味があるし、知らないもので興味が引かれるものがあれば自分で取り入れたいと思うし……、それを繰り返していくんじゃないですかね」
――それは時代に自分をフィットさせるイメージなんでしょうか?
「フィットさせるっていうこととはちょっと違うかな。割とキャリアが長いので、フィットさせようにも揺らがないものがあるんですよね。それがどう形成されたかというと、結局そのときそのときで自分が好きなものを追って、そして探求、実践してできあがったんだと思うんです。だから、そこに新しいものがどんどん足されていく感じかな? 少しずつ更新されてるっていうイメージが自分の中にあるんですよね」
Fin.
CANALIZE★INVISIBLE PARTY and Mikiki presents
『TOKYO LAB 2017S/S〜beyond JAZZ, beyond NEXT!!』
2017年6月21日 (水) 18:00 Open / 19:00 Start
渋谷クラブクアトロ
前売¥4,500(税込)
当日¥5,000(税込)
【出演】
PART1 -beyond JAZZ-:
RS5pb [類家心平(tp)、田中タク(g)、鉄井孝司(bs)、吉岡大輔(ds)、中嶋錠二(p)]
MAY INOUE STEREO CHAMP [井上銘(g)、類家心平(tp)、渡辺ショータ(key)、山本連(bs)、福森康(ds)]
Takumi Moriya Les Six [守家巧(bs)、加納奈実(sax)、坪口昌恭(key)、西田修大(g)、横山和明(ds)、Omar Gaindefall(per) ]
Clean Up Trio [石若駿(ds)、井上銘(g)、須川崇志(bs)、Niran Daiska(tp)]
PART2 -beyond NEXT (T.O.C BAND)- :
[冨田恵一、松下マサナオ(Yasei Collective)、石若駿、角田隆太(ものんくる)、類家心平、井上銘、江崎文武(WONK) and more]
DJ: 大塚広子
Profile
冨田ラボ
音楽プロデューサー、冨田恵一氏のソロプロジェクト。“アーティストありき”で楽曲制作を行うプロデュース活動に対し、“楽曲ありき”でその楽曲イメージに合うヴォーカリストをフィーチャリングしていくことを前提として立ち上げたプロジェクト。松任谷由実、高橋幸宏をはじめ、数々の名だたるアーティストが参加している。昨年発売のアルバム『SUPERFINE』では、水曜日のカンパネラのコムアイやSuchmosのYONCE、ceroの髙城晶平など若手アーティストを起用し、新境地を切り開いたことでも話題となった。
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