丁寧な暮らしを紡ぐ、場所を越えた美しい空間
CANALIZEWIZE | うつしき

2017.07.24

 

『うつしき』を目指し、福岡から車を走らせて、そろそろこの辺……と周囲を見渡すが、お店らしき姿がない。あわててお店に電話をすると、奥さまが通りまで迎えに来てくれた。

「みんな場所がわからなくて、ここから電話がかかってくるんです」屈託のない笑顔に安心して、通りから細い路地を入ってしばらくすると、風情漂う建物が見えてきた。

お店の前に着くと、オーナーの小野さんが出迎えてくれた。小野さんは、アクセサリー作家yasuhide onoとしての顔も持ち、その作品は東京の名だたるショップでもセレクトされている。活動拠点であった東京を離れ、もともと小野さんのおじい様の持ち物だった鶏舎小屋を改築し、アトリエ兼ギャラリーとして『うつしき』をオープンしたのは2015年の9月のことだ。

「最初は台風がきたら潰れるんじゃないかなというくらいボロボロの状態だったんですけど、僕はこの場所の雰囲気が好きで、すごく可能性を感じたんです」

中に一歩踏み入れると、静謐な空間だが、そこにあるのは冷たさではなく温もりだ。置いてあるものひとつひとつに、どこか人の気配のようなものが感じられ、まるで時間が止まったように、本当に静かに心ほどける時が刻まれている。

小野さんはもともと東京でスタイリストのアシスタントとして活動した後にオーストラリアへ。2年間をオーストラリアで過ごすことになり、そこでの生活が小野さんの人生を大きく変えたという。

1 2 3 4
Photographer_MURAKEN
Text_Aya Fujiwara

Latest Posts

  • 2020創業祭

    <CANALIZE>2020.12.8 創業4周年にあたり
    御礼&創業記念祭のお知らせ

    2020.12.08

  • ①DSC08995

    CANALIZE meets Eri Ristori|ADER.bijouxデザイナー・株式会社atelier W 代表取締役 英里・リストリ
    フランスへの憧れが生み出した自分にしかできない...

    2020.07.22

  • 図2

    新作のご紹介
    NEWS

    2020.06.11

  • 休止案内

    お詫び|商品のご配送を一時的に休止いたします。
    NEWS

    2020.04.28

  • toptriming

    CANALIZE meets Michiko Nakayama|ファッションデザイナー 中山路子
    人の心を、社会を動かす、ファッションという魔法...

    2020.02.27

  • IMG_0236

    CNLZ商品新入荷のお知らせ
    NEWS

    2020.02.25

MORE

Contents

  • 24
  • 〈CANALIZE〉

ページトップへ

ページトップへ