様々なジャンルのアーティストとの交流

—SNS等を通じて、様々なアーティストの方々との交流が生まれていらっしゃるとお聞きしたのですが？

社交的とは言い難い性格なので、インターネットとか、SNSに助けてもらっている事が多いですね。自分のホームページは、作品を多くの人に見ていただけるギャラリーですし、FACEBOOK、Twitterは日々の思いや近況を言葉する場所だったり。Twitterの文字数では伝え切れない事はnoteで綴ったり。

デザイナーのJUN OKAMOTOさんからは、知り合いのお花屋さんのリースを描いて欲しいというお話をいただき、作品をお渡ししたら、ニットのデザインに使っていただけることになり。そのニットをSNSにアップしたら、藤原ヒロシさんから反応があり、作品を紹介していただいたり、グループ展にお声がけいただくような交流が生まれました。

そんなSNS等を通じて生まれた、ミュージシャンの杉本拓さん、アーティストの湯沢薫さん、カメラマンの齋藤陽道さん等々、異なるジャンルの表現者の方々との交流からも、作品のアイデアや新しい知見が広がる事も多いですね。

—ますます創作活動が充実して行きそうですね？

ルシアン・フロイドという画家が大好きなのですが、絶望感の中に強い希望を感じさせる作風に魅力を感じています。私自身、感情の中で「悲しみ」に惹かれる事が多く、「人が泣く寸前の感情」を、自分の作品の中に忍ばせているような意識があります。

自分の中で生まれた感情が、自分の作品を通して、それを見ていただいた方の心の中にも湧き上がって、より多くの人々に伝わって欲しい、そんな思いもあります。

私自身が作品を作る過程で心が浄化されて行くような、”祈り”にも似た感覚を得ることがあるのですが、作品に触れていただく事で、優しさのような、癒しのような感覚を抱いて貰えたら嬉しいですね。