情熱こそが成功への糧
CANALIZE meets CHAN LUU|「CHAN LUU」ブランド創設者 チャンルー
—お一人で始めたブランドが世界的なブランドになりました。初めに、目標を達成したと手ごたえを感じたのはいつ、どんな時ですか?
私がアメリカに来たのは、ベトナムからの留学生としてす。 それまでベトナムのニチャンという、ファッションとはまるで無縁の小さな海辺の町で育ちました。 雑誌を読むことでしかファッションの世界を知り得なかったのですが、 その美しい世界に魅了され、私もこの世界の一員になりたいと熱望していました。
そしてベトナム戦争を機に1972年に渡米。 ボストン大学で経営学を学んだ後、ロサンゼルスへ移ってファッションの名門大学(FIDM)でファッションデザインの学位を取得しました。 卒業後、ヨーロッパから洋服やアクセサリーを買い付け、ついにローリングヒルズエステートに自分のブティックをオープンすることができました。
私のデザイナーとしてのキャリアの中で、最初のターニングポイントとして覚えているのは、 母の日の週末にニューヨークのサックス・フィフス・アベニュー(米高級百貨店)のウィンドウの前を通りかかると、ディスプレイが全てCHAN LUUで埋め尽くされていたことです。 私の想像をはるかに超えた光景でした。
<ニチャンでの写真。上:CHANさんとお父様。下:一番手前がCHANさん>
—その後も次々と高い目標に向かう中で、壁のようなものを感じられることがあったのではないでしょうか。どんなとき、どうやって乗り越えてこられたか、なにかヒントやきっかけになることはありましたか?
初めてのターニングポインを迎えるまでの様々な経験は私の認識を大きく変えました。
もっとも重要なことは、内なる情熱に耳を傾けること。 私は情熱こそが成功へと導く糧であると強く信じています。 大きくても小さくてもいいので、クリアな目標を持って突き進みます。 日々勉強を怠らないこと、そして自分の仕事を愛すること、 そうすればどんな壁も乗り越えられます。
CHAN LUU /チャンルー
「CNAN LUU」ブランドの創設者。ベトナム生まれ。手工業が盛んな地域で幼少期を過ごす。1972年に渡米し、1975年にロサンゼルスのFIDMでファッションの学位を取得。その後LAのローリングヒルズエステートに自身のブティックをオープンしました。1996年にシグネチャーのラップブレスレットを携え「チャン・ルー」をスタート。
2017秋冬シーズンからロサンゼルスで生まれ育った実の姪であるテッサ・トラン)がクリエイティブディレクターに就任。チャン自身は、ファウンダーとしてより大きなビジョンを持ってブランドを牽引する。
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