Clothes in Society ファッションにプリンシプルを
CANALIZE meets Yusuke Tani|モデル、俳優 、ファッションプランナー 谷裕介

2019.09.28

 

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—色々なアイデアをお持ちですが、その源泉・ヒントにしているものはありますか?

書物や人物、流行歌の歌詞、映画、玩具の人形など、いつもたくさんのことから刺激を受けています。

書物では「模倣の法則(ガブリエル・タルド)」、「有閑階級の理論(ソースティン・ヴェブレン)」、「共同幻想論(吉本隆明)」、「愛するということ(エーリッヒ・フロム)」などから社会と個人のつながりを学びました。

人物では、白洲次郎さん、デザイナーの宮下貴裕さん、スタイリストの野口強さん、俳優の冷泉公裕さん・・・。宮下さんは関しては、服作りというよりも彼の精神性が服に派生していったところ≒哲学に惚れました。実は、僕が最初に音楽を聴くきっかけになったのも、彼の服からカート・コバーンを知ったことが始まりでした。影響を受けるべき人から、しっかり受けたって感覚ですね。

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—ファッション業界で働いて約2年ですね。自分のファッション観に変化はありましたか?

特に変化はないです。ただ、服に対する想いを、メッセージとして「言葉」や「デザイン」で表現できる事に関しては、改めて、考えさせられました。

自らが生きている証明も、ファッションを通じて、表現できるということ。ある種、とても純粋に。

 

—今後ビジネススキルとして、伸ばしていきたいことはありますか?

もっと服に対する知識を増やしたい。

ただ、服の専門家になるのとは違って、課題解決の実践ができるよう、なるべく広く服に関係する要素と触れ合っていきたいです。

 

— 色々な可能性が広がりそうですね。 今どんなことをしてみたいですか?

パーソナルな部分に迫る服を作ってみたい。ステイタスや流行ではなくて、自分の生き方を重ねられるような、誰かとお別れする時に感じる、淋しくなるような、あの感覚を服にも…。つまり、思い出のある服。その為には、デザインだけではなくて、魅せ方や売り方も、従来とは違う形で提案する必要があるとは思います。もちろん、モデルとしても、常にそういった服との運命的な出逢いを待っているところはあります。服を買うことって、そういったロマン的要素を含んでいるはずなので。

それから、「服育」にも力を入れたいです。

僕らとファッションの繋がりを一人でも多くの人に伝えていきたい。そういった活動を通じて、ファッションがもつ潜在能力を豊かにして、消費者の連帯意識を育てるようなファッションイベントなんかもやってみたいです。

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Fin.

 

 

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Text:Yurina Goto
Photo:Takuya Saito

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