思いを抱き、パワーを傾けることで成功を引き寄せる
CANALIZE meets Yuko Kurosawa| 株式会社YUKOWEDDING CEO/ウェディングプランナー黒沢祐子
—幼少期から学生時代のようすについて教えてください。
小さい頃はめちゃめちゃお転婆でした(笑)。兄が二人いて、三番目に初めて生まれた女の子だったので、すごくかわいがって育てられました。両親や祖父母がそう思っていると気が付いてしまって、小さい頃から甘え上手というか、少しずる賢さのようなことを覚えていたかもしれません。
スポーツが好きで、小学生の時にテニスを始めて大学までずっと続けていました。大会にも出たりしてましたね。
先生になりたいと思っていたこともあって、体育大学に進学し教員免許を取得しましたのですが、教育実習に行った時に、あれ?何か違うな、と感じて企業に就職をすることにしました。
—ウェディングプランナーを志したきっかけは?
自身の結婚式がきっかけで、ウェディングプランナーの仕事に接したときのことです。担当の方はソツなく対応してくださったのですが、何か型通りの対応が物足りなく感じて、自分だったらもっとこういう提案するのにな、と思ったりして。その時に、自分は人を喜ばせることが好きだったんだと気づいて、この仕事をやってみたいと強く思い、大学卒業後に勤務していた自動車メーカーを辞めて、ウェディング業界大手の〈Plan・Do・See〉という会社に転職しました。
念願のウェディングプランナーとして、たくさんのカップルを見届けることができて、充実している一方で、悩んだことがありました。29歳の時に、神戸のマネジャーを任された時のこと。本当はメンバーに指示をして動いてもらわないといけないのですが、自分でやったほうが早いし、結婚式なのでもちろん失敗はできない。そう思いながら、自分だったらこうするのに、と考えることが関西と東京とで違うところがあったりして、私は元々プレイヤーとして現場に出たい方なので、今の状況は自分に合わないと思い独立を考えました。
実は、ウェディングプランナーの仕事はハードで、結婚すると辞めてしまう人が多いのです。でも、やはり結婚した人の方が新婦さんの思いをよく理解できるし、その人たちが現場の仕事に集中できるようような働き方ができたら、会社にも結婚した社員もお客様もハッピーになれると思う。そういう思いも会社に提案して、自分はフリーランスでやりたいと申し入れました。
—フリーランスになって、今の方が幸せですか?
はい。昔も楽しくて幸せでしたが、フリーランスになってから出会う人の幅が本当に広がりましたし、より深くお客様と関わりながらパーティのプロデュースができることを本当に幸せに感じています。今、そう感じることができるのは、悩んだりもぶつかったりもした経験の一つ一つがあったおかげ。あの時があったから今の自分があると思っています。
独立したての頃は、思ったようにいかないことがずっと続いて、地道にブログを書くしかありませんでした。何もできないからこそ、自分で自分を発信していかないといけないと思って、自分をプロデュースすることに力を注いできたことが、今の自分にとても生かされています。
フリーランスというのは常にコンスタントに仕事を頂ける訳ではないし、年を重ねていく中で、いつまで今と同じようにできるのだろう と不安はあります。でも、やっぱり自分が自分らしくいられることが幸せだし、そのために何か次の自分のことも考えなくてはと思ってます。
大学卒業後、OLを経て〈Plan・Do・See〉に転職し、ウェディングプランナーに転身。2008年会場探しからスタートするフリーランススタイルのプランナーに。現在まで950組以上のカップルを担当する。
HP: http://yukokurosawa.com/ Instagram:@yukowedding
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