時代とともに変わりゆくスタイリストの役割
CANALIZE meets Lambda Takahashi

COLUMNS,  2016.07.29

 

スタイリストは天職

“ものづくり”に専念できる今の環境に感謝

 

――個性を感じさせつつも、ニュートラルなスタイリングが特徴の髙橋ラムダさんですが、スタイリストになったきっかっけは?

「実はスタイリストさんに2回弟子入りをしていて……、迷走していましたね(笑)。

最初はts(s)のデザイナーである鈴木卓爾さんの元で修業させてもらって、ts(s)の洋服の生産と同時にスタイリストのアシスタントをしていました。それを3年ぐらい続けた後に知り合いとショップをやるように。その後、ヨーロッパに行く機会が増えて、様々なモード服を見るうちに『もう一度、きちんとスタイリストを勉強したい』と思うようになり、ムービーやレディスのスタイリストをされていた白山春久さんの元に弟子入りさせてもらったんです。自分の中で“つくる”ということを仕事にしたいという明確な意思はありました。洋服の生産をやりましたが、洋服を作ってもショップを作っても、とにかく仕事柄、電卓を叩く時間が長かったので“これってモノ作りなのかなぁ……”と自分の中で行き詰ってしまって、それでスタイリストをもう一度目指したんですよ。今は事務所に所属していて、マネージメントはすべてやっていただけるので、ページ作りやモノ作りに専念出来て仕事自体を楽しめるようになりました」

IMG_2648

――モノづくりに没頭できる環境は整ったようですが、ひと口にスタイリストといっても、服を選んで着せるだけではなく、ページのディレクションなど様々な仕事が増えてきました。ラムダさんが考える「これからのスタイリストのありかた」は?

 

「僕自身も模索しているところですね(笑)。方向的にはアーティストやタレントに衣装を着せることに特化してしまうか、エディトリアルに携わって自分ベースで雑誌などの媒体作りを目指すか、の二択だと思います。自分としてはどちらも好きなので、今は両方やっていますが、方向性は決めないとなと漠然とは考えています。スタイリストという職業は資格も免許もないので、迷いどころですね。最近は、スタイリストとしてページ作りにも携わりつつ、友人のブランドのカプセルコレクションを作らせてもらう機会もあったので、お店にないアイテムをスタイリストの目線から足りないものを作ってみたり。“自分が着たい”という生意気なマインドではなく、スタイリストというモチベーションの中で、できる表現方法はないかなと、いつも自分の中で模索していますね。今までは来る仕事を待って……という感じが多かったんですが、今はワンチャンスもらって新しいヴィジュアル作りに挑戦するという試みを行っています。新しいヴィジュアルを気に入ってもらえば“ツバをつけて買ってくれ”ではないですけど、次もその次も仕事を振ってもらように、こちらから働きかけて、新しい見せ方を作り続けることに専念しています。じゃないと僕らの“作風”って盗まれちゃうことも簡単にできるので。あとA社さんでやったヴィジュアルをB社さんですぐにやるというのも難しいですし、色々、試行錯誤しながらやっていますね」

 

1 2 3 4
Photography_Ryo Yoshihashi
Text_ Yasuyuki Ushijima
撮影協力/Fireking café (東京都渋谷区上原1-30-9)
TEL : 03-3469-7911

Latest Posts

  • 図2

    CANALIZE創業祭のご案内
    4th Anniversary 2019.12...

    2019.12.08

  • seventhree展示会画像

    <SEVEN THREE.> 初の展⽰会を 12月9日(金)に都内で開催
    尾崎ななみ氏による三重県伊勢志摩の真珠のジュエ...

    2019.12.01

  • ゆーとぴあ

    CANALIZE web gallery|福島滉平(Kouhei Fukusima) 最新作を公開
    Web Gallery

    2019.11.25

  • 図1

    CANALIZEWIZE|アーティスト 福島 滉平 初の個展「どうぞ、改心の壱撃です。」を開催
    2019.11.28 thu.-12.1 su...

    2019.11.22

  • 201911 web SRD

    <CNLZ>SHOWROOM OPEN DAY のお知らせ -11/13(水),29(金)開催-
    NEWS

    2019.11.06

  • _91A1283

    CANALIZE meets Anri Maeda| ワインとおつまみの店<vanmari(ヴァンマリ)>オーナーソムリエ、シェフ 前田杏理
    好きなものを追求することで、自分と店をアップデ...

    2019.11.05

MORE

Contents

ページトップへ

ページトップへ