美意識を紡ぐ富山に佇む ファッションを超えた文化の交差点
CANALIZE meets Mika Ichimura

JOURNAL, NEWS, , ,  2016.12.27

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ショップを拠点として

いつかはグローバルな文化交流を

――今まで、好きでやっていたことに時代があとからついてきた感じかと思うのですが、富山から離れようという考えはなかったんですか?

「東京に出ようと思ったときもあったんですけど、やっぱり富山が好きなんですよね。晴れた日の立山連峰見ました? 晴れていれば町中から見えるんですけど、それが壁画みたいで本当に素晴らしいんです。もともと田舎のほうが好きなんですよ。このゆったりした時間の流れも。それに、東京から声をかけてもらったときは既にこの会社での志があったし、しかもその夢の途中で悪戦苦闘しているところだったので、自分自身も未完成のまま、これを投げうって憧れだけで行くことに疑問を感じて。むしろストイックな富山で成功することのほうが魅力的でした。地方都市の静かな街なので、私たちも一店舗一店舗出すたびに不安もあったんですけど、お客様に支えてもらってここまでこれたわけだから絶対に裏切れないっていう想いもあって。だから今も何か新しいことをやるにしても、地元でやりたいっていう点は変わっていません」

――ローカルが注目される今、また市村さんの考えに時代がフィットしてきた感じですね。

「そうなんです(笑)! IVORYもリニューアルで広いスペースが使えるようになったので、今までにないものを発信していきたいなと。ベースは洋服屋なので洋服を販売することは当たり前で、その当たり前の中に喜びの刺激があってもいいんじゃないかなって。たとえば、年齢を重ねていくうちに、使うタオルひとつにしてもものすごく気をつかうようになってきたんですね。それをファッションのフィルターを通して発信できれば、お客様の生活の瞬間瞬間が楽しいものになるんじゃないかと思ってるんです。いいものを使っているという実感と、実際の使い心地で気持ちも豊かになるじゃないですか。そういう経験ができるものをセレクトして発信していきたいですね。それと、ワークショップスペースは洋服に限らず、地元で活躍している作家さんやアーティストの方々に提供していきたいなと思っています。フリースペースにしていて、1月は占いイベントもやるんですよ」

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――占いですか! ファッションには限らないんですね。

「そうですね。お店を知らない人には参加することで知ってもらえるし、お店を知っている人には富山にこんな占い師さんがいるんだってことを知ってもらえる。これから先、さまざまなことに使っていただいて、いろいろな文化交流をしてもらいたいっていうコンセプトのもと進めていくつもりです。人と人とのコミュニティにおいて、SNSではなく実際に会って深めていくことが本当の触れあいだと思うので、そこをIVORYでは発信していきたいですね」

――そこもお店の大きな特徴になりそうですね。

「富山にはこういうことをやっているところはまだないと思うから、やってみたくなるんです。やったことがないことをやるのが好きなんですよ。イメージを形にしていくには、実行するだけなので。面白いアイデアが浮かんだら、まずはやってみる感じですね。」

――最後に、10年、15年後の理想を教えてください。

「ここが国際的になっていればいいなって思います。今は日本人の方に対するセッションなので、富山・東京どころかどんな国の人ともボーダーレスに文化交流していければ。そのうえで、お店でワークショップやイベントができたら面白いですよね。あとは自分が健康に過ごせてたらいいなって(笑)」

Fin

 

 

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