CANALIZE

ENJP

LETTER

Receive updates to ournews,
exclusive offers from canalizein our newsletter

2016.05.02

CANALIZE meets James oliver  INTERVIEW

コミュニティがつくりだす
現在と未来へのメッセージ

CANALIZE meets James oliver

ジェームズ・オリバー/James Oliver
from THE NEW ORDER and her. magazines.雑誌 “THE NEW ORDER” および “her.” 編集長。ニュージーランドで生まれ、プロのサッカー選手として活躍したのち2007年に来日。2009年に男性誌「THE NEW ORDER」を創刊し、編集部を持たず世界中のコントリビューターとともに制作を続けている。また、昨年2015年には新たに女性誌「her.」を創刊した。

6年間1人で制作してきた

雑誌「The New Order

——ニュージーランドで生まれ、現在は日本をフィールドに雑誌「The New Order」と「her.」を制作なさっておられますが、来日のきっかけはなんだったのでしょうか?

「卒業後、プロサッカー選手として活動をしていて、そのあとにエンジニアやサッカーのコーチを経験して、25歳の時に海外に行こうかと考え始めました。ニュージーランドは刺激がないから退屈してきてしまって(笑)ニューヨークかロサンゼルスかロンドンに行こうかと考えたんだけど、ニュージーランドからの渡航者が多いということと、祖父や両親はイギリス出身だからとても興味があったという理由でロンドンに行きました。その次の候補として日本を考えていました。今まで自分が経験してきたものとは全く異なる文化に興味があったのです」

 

——来日後すぐにThe New Orderをスタートしたのですか?

2007年に来日して、2009年にスタートしました。来日の2年くらい前まで「SLAMIXHYPE」で働いていたし、子どもの頃からファッション、特に日本のファッションに興味があって、スケートをしてたからSupremeやBATHINIG APEには馴染みがありました。はじめは兄と一緒にやっていましたが1年で彼は離れて、2010年から今に至るまで僕一人でやっています。7年間!結構長いですね(笑)」

 

 

——6年もの間、全てお一人で制作なさっているのですね!創刊から今までに雑誌のスタイルや内容に変化はありましたか?

「兄が辞めて僕一人になったというのは大きな変化でした。はじめは名前すら知られていない状態ですから成長させることに重きをおいてブランドや人々との関係性をしっかりつくることに専念していました。今では多くの人がサポートしてくれて、認知度も高くなってきたのでクライアントや出演してくれる方々とも仕事しやすいです」

 

——今後についてはいかがでしょうか。やってみたいことや、やろうと計画していることはありますか?

「もちろん今後も活動し続けていくけれど、今の立ち位置やアシスタント無しで全て一人でつくるスタイルもとても快適なんだよね。去年創刊したウィメンズ向けの「her.」という雑誌の将来も考えないといけないね。The New Orderに関してはもっと幅を広げていって例えば小売りとか商品開発もしてみたいけど、果たしてそれがThe New Orderとしてやるべきか否かはまだわかりません」

 

1 2 3
Photography_Ryo Yoshihashi
Text_Yuri Nishikubo

OTHER STORY

MORE STORY

TOP