“モノ”だけでなく“コト”にも、五感で触れて楽しんでもらいたい
CANALIZE meets Yohei Kakimoto | BLOOM&BRANCH

2017.07.01

――そのバイタリティはすごいですね。

「でも、企画はおもしろいけど、プレスしかやったことがないんでしょ? っていう話になることが多くて、最初はなかなかうまくいかなかったんですよ。指摘された部分をアップデートしながら、プレゼンの腕を上げていきました。そうして6社目くらいでパルの役員の方から、その場で『やろう』と言っていただけたんです。そこから6カ月ほどかけて会長まで企画を通しました。MDやレディースのバイヤーなどのスタッフもすべて自分で探すように言われたので、知り合いづてに人を集めて、どうにかスタートまでこぎつけた感じです」

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――たとえ熱意があっても、そこまで動ける人はなかなかいないと思います。

「前の会社を辞めると決めていましたし、動くしかなかったですから(笑)。そこから物件を探して、内装を決めて、また海外へ仕入れにいったりして……オープンまではそこからもう1年くらいかかりましたね。結果的に32歳になる誕生日の直前になりました」

――お店のコンセプトを教えてください。

「根幹にあるのは“和洋折衷”です。日本人が本来持っている美意識やものづくりの心を大事にしています。青山のお店に関しては、洋服と生活雑貨のほかにスペシャリティコーヒーとシューケアもミックスしていて、コンセプトは“職人”や“所作”になります。すべての分野において妥協せず、本物を見極めて自信をもって提供したい。コーヒーひとつを取っても、味だけではなく、その背景にあるものや、淹れるときの香り、手の動きや立ち振る舞いなども含め、五感で触れて楽しんでもらいたいなと。“モノ”だけでなく、“コト”も売ることを意識しています」

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――最初の企画書の構想どおりになりましたか?

「最初の頃とは結構変わりましたね。特に変わったのが、趣味だった部分。当時、仕事以外ではサーフィン漬けの毎日で、最初はその要素をかなり色濃く入れていたんです。でも、どこかで趣味とは切り離そうと思ったんですよね。サーフスタイルを提案するところが増えていた時期だったりもして。それで、企画のもうひとつの核として考えていた日本や職人、手作り、所作――そういったものにフォーカスして企画を練り直していきました」

――当時、そういった切り口は、まだ受け入れられにくいものではありませんでしたか。

「そんなことはなかったと思います。ただ、僕がいまお世話になっているパルという会社は社内プレゼンのシステムがしっかりしているんですが、外部から僕がプレゼンをしたときにはまだライフスタイルからの企画が出ていなかったみたいで。だからすべては運やタイミングで、ある程度自分の考えを反映することができたんだと思います」

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Photo_MURAKEN
Text_Yusuke Matsuyama

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